2024年を迎えて
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2024年(令和6年)を迎えるあたり、
2023年の「寅」自分の干支年に宗雲誌を出版できたことはしあわせでした。
2023 年(令和 5 年)卯年を迎え、どのような年になるのであろうか、うさぎは,長い耳で目が丸く、ふわふわの毛が特徴の動物です。
妻の年と、おとなしく穏やかな性格から「家内安全」や「子孫繁栄」、前向きに飛び跳ねる姿に「飛躍」や「向上」を表します。
長い耳から「福を集める」とも言われています。
古来より月の使いとも言われ、「ツキを呼ぶ」縁起の良い動物として信じられてます。体調の優れぬ私に妻がいることが感謝そのものです。
小田原文化芸術協会、小田原華道協会の代表として「兎の登り坂(うさぎののぼりざか)」の気持ちで持ち前の力を振るうことができて、物事が早く進むたとえに合わせ、うさぎは前足が短く後足が長いため、坂を登ることが得意であることから生まれたとされています。
慌てずゆったりと見極めてのから対策をしても遅くないということ。
一見手遅れに見えても、対策次第で間に合うこともあるので、あきらめてはいけないということでしょう。
事を見極めてから対策をしても遅くないということ。
一見手遅れに見えても、対策次第で間に合うこともあるので、あきらめてはいけないということでしょう。
▶小田原城アートNOW「文化の回遊」<2月20日~19日>
三の丸ホール、馬出門広場、皆春荘、旧松本剛吉邸
▶華まつり展<3月16日-18日>(華道家7人展)三の丸ホール
これらの事業も展開できたことは大変うれしさそのものです。
そして辰年の今年2024年は・・・
室礼の華
伝承の格花・生花 Leonardo da Vinci
生花・格花は江戸時代後期に様式化され、今現在までも伝えられている。
『く』の字の形に収まった様式にいけばな。
形、型にはまらずに、花材のもつ特徴を生かしての風興性を空間に活けられたらこれほど素晴らしいものはない。
ただ形至上美になってしまいがちである
いけばなARTNOW
自然と人をつなぐアート活動 Leonardo da Vinci
いけばなの持つ魅力は、自然の花を活けるだけでなく、アートととして、自然の樹々の形を含め作家がいかに自然と対応して、恵みをもらっていくかにある・・・重く固いケヤキの樹や流木を柿渋にて艶を出してのオブジェ,アミによる構築、樹木の切り粉による彫塑が新たな形を生む。
小田原城に活ける
小田原城天守閣-SAMURAI館
復元された小田原城天守閣に1961年に当時の管理長の河野治郎氏より、天守閣の空間に花を活ける依頼を受け、現在もこの奉仕活動は、父・冝宗の代よりッずいています。
さらに平成の大修復以降も続き、SAMURAI館も含め行っています。
城というイメージから、重く固いケヤキの樹を柿渋にて艶を出してのオブジェ構成したいけばなを活けています。
暮らしに飾る華
レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci
自分の好きな器(作家)に構築したいけばなを活けたい。
大きくなく、30センチぐらいの華は無理がなく嫌味もなく気持ちをゆったりさせてくれます。
うつろいゆく時間を楽しむに、このいけばなはいい!
箱根小田原の野の華
野を、風興を活ける
小田原・箱根の野の花は二ノ平を境に高原の華と里の花と分かれる。
雨の日も、風の日も、朝のうちに採集し、水揚げをし、活ける
季節を楽しむ風興の一つです。
季節を楽しむ野の花と、名の知らない路傍の花に季節がある。
時にはおもしいカタチの朽ちた樹に出会う。私は柿渋を塗り再生させる。
私のいけばなのアートの原点です。
お客様の声
━━━いけばなを始めたキッカケを教えてください。
門前の小僧習わぬ経を読むではないが、華道家、父・冝宗を見て育ち、16歳にて東京の華道会に出瓶する、東京の家元の子息等とボーリング等の交流から多くの諸先輩に巡り合い、いろいろないけばなと出会い習得等をする。1970年代のいけばな界は右上がりの業界として華麗な世界であったし、自由な様々ないけばなが創造された時期です。
いけばな芸術という言葉がうまれた時でもある。
━━━大事にしていることが、あれば教えてください
いけばなを教えるということが形を教えることと間違えている方が多くいる。
いけばなは扱う花の後ろにある自然を知る、風興を知る道しるべなのです。
それが日本としては和文化として今日に伝えられ、今も国際的に日本の文化は愛される。
日本は天皇の文化からそれを形にしてきたのであろう。
「おむろアカデミー」は、父、先代冝宗が小田原城に花を活ける依頼を受け今日まで、60周年365日活け続けている。小田原とともにあると自負する。日本人の歴史と一緒にいる建物や座敷はその静かなたたづまいに気持ちを共にすることが出来る。
伝統を持つ私たちが西洋の文化を取り入れるのは良いが、日本の文化を忘れてしまってはと思う、地域に共に育つ店を創るためには便利な店の使用だけでなく地元の店を使うことにより自分に周ってくることを知り3回に1度は地元の店を扱う。文化も同じことが言えます
━━━形ある型については、どう思いますか?
日本の伝統文化の継承は型であるといえますが、理念により形が生まれ型になっていると私は考えています。
伝承というのは、その理念をしっかりせねばならない。そして伝承される。
私は「風興」(ふうきょう)を大事に活けています。